1テーマ1コラム

one theme, one column

この7,8年の衰退について

昔あったお店が次々消えていく。

代わって建つのは、マンションかチェーン店だ。新しいお店はどうも利用しづらい。

 

昔いたおじさん、おばさんが次々消えていく。

繋がりや風習が消えていく。

 

両親が目に見えて老いていく。

 

この7,8年で、自分から見える景色が大きく変わった。

10年前を思うと切なさに圧し潰されそうになる。

 

10年前の自分が決して充実していなかったことは知っている。

後悔はない。

ただ、失って気付かされたことがあまりにも多かった。

 

形あるものが消えていくこと、衰退していくこと、それ自体が悪いことではない。万物の理だ。

頭ではわかっている。

衰退によって新たな何かが生まれる。新しい何かは、発展拡大し、誰かの大切な思い出となり、これもまた衰退して滅びていくこと。

それでよいのだし、そうしたサイクルに抵抗するでなく、そうかーと思って味わえばよいのだ。

本当にそう思うけれど、実際は悲しいし辛いし打ちひしがれる。抵抗したくなる。

 

それもまた、良しということなのか。

 

はー、サッパリサッパリ・・・